よくある質問-糖尿病網膜症
糖尿病網膜症とは
糖尿病網膜症とは糖尿病が問題となるのは、非常に厄介な合併症が起こるからですがその中の一つが糖尿病網膜症です。
糖尿病網膜症は糖尿病と診断されてもすぐに発症する病気ではありませんが、そのままにしておくと5年程で約20%の方が、そして10年程経つと約30%の方が糖尿病網膜症になってしまいます。
糖尿病で高い血糖値が続くことにより網膜全体に張り巡らされた細かい血管に多くの負担がかかり血液の流れが悪くなり、出血を引き起こし失明や高度の視力低下を招く疾患です。
治療方法は?
初期であれば血糖値のコントロールに注意しながら経過をみます。
中期の前増殖網膜症では網膜のレーザー光凝固を行い、血の巡りの悪いところを焼灼することで新生血管の発生を抑えていくという治療をします。
重症の増殖網膜症になると網膜剥離を戻す硝子体手術が必要になることもあります。