井後眼科のご案内 ひとみの健康情報 陽山美術館のご案内
      定期検診を受けに行こう!

      
まず現在、使用者の割合の高いコンタクトレンズとは、そのようなものなのでしょうか?
現在は、2週間の頻回交換レンズ、一日の使い捨てレンズが主流となっております。一日使い捨てであれば、レンズケアは一切不要ですし、頻回交換レンズの簡単なケアで使えます。目の状態や使用状況に応じて、患者様と話し合いながら選んでいます。
これらのレンズ使用による眼障害では、どのような事象が起きていますか?
レンズケアが簡単ということで、気を抜きがちですが、ケア不足によるレンズ汚れ等が原因のアレルギー性結膜炎や、長時間のコンタクトレンズ使用や、レンズを装用したままの就寝等が原因で起こる天井表層角膜炎や酸素不足によるパンヌス、角膜内皮細胞の減少がよくみられるトラブルです。アレルギー性結膜炎がもっとひどくなると、巨大乳頭性結膜炎といって、瞼の裏にぶつぶつができ、レンズが装用できない状態になります。頻度は低いですが、角膜の傷も感染症を起こすと非常に厄介で、失明の恐れも出てきます。角膜内皮細胞が極端に減少しすぎると、角膜が白く濁ってきたりと、点眼薬等では回復の見込めない状況になることもあります。
これらを最大限防ぐにはどのようにしたらよいのでしょうか?
基本的なことばかりですが、まずは定期検診を受けること。初期においては自覚症状が無いケースも多いので、検診によって異常を見つけることが大切です。次にレンズケアや装用方法に自己流は禁物です。取扱説明書記載事項やDrからの指示を守ってください。
今後の屈折矯正はどのような方向性でしょうか。
レーシックなどを施術する眼科も増えていますが、手軽なコンタクトレンズや眼科が今後も主流になるのではないかと思います。最近は、酸素を今までよりもよく通す新素材を採用したコンタクトレンズが発売されるなど、性能が上がってきていますので、今後も酸素の透過性や紫外線カットといった面での改良が進んでいくと思います。

井後眼科のご案内ひとみの健康情報ひとみ通信★オンライン陽山美術館