40代~50代になると大抵の人がぶつかる壁の一つに「老眼鏡をかける」というものがあります。
人間は加齢と共に手元にピントを合わせる「調節力」が衰えていき、またカメラのレンズに相当する「水晶体」の弾力も落ちていくので、
個人差はありますが40代半ばごろから手元が見えにくくなってきます。
そういった状況になったときに考えないといけないのが近用眼鏡、いわゆる老眼鏡です。
しかし老眼鏡(眼鏡)をかけるということにどうしても抵抗がある、という方が少なからずいらっしゃいます。
そういった方に一度試して頂きたいのが「遠近両用コンタクトレンズ」です。
遠近両用コンタクトレンズは一枚のレンズに遠方視用の度数の部分と、近方視用の度数の部分の両方が存在しています。
遠くと近くの両方の映像が網膜に映る形となり、同時に映っている像のどちらを「見る」かは脳が判断します。
よって単焦点のコンタクトレンズの装用時とは脳の判断が異なるため、個人差はありますが「慣れ」が必要です。
装用してすぐに見えるようになる方もいれば、1週間、1カ月程度期間を要する方もいらっしゃいます。
またどうしても馴染めないという方もいらっしゃいます。見え方は、もともと視力が良くてずっと裸眼で過ごしてきた方は
遠くが見づらく感じることがあります。
見え方は個人差があるので実際に試してみることが一番です。当院では使い捨てタイプであれば「お試し」で実際の生活の中で
使ってみる事ができますので、一度体験してみてはいかがでしょうか。
コンタクトレンズは医療用具です。医師による処方が必要です。